※最後にネタバレありますのでご注意を
映画『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』は、2025年4月18日に公開された名探偵コナンシリーズの第28作目です。この作品は、長野県の雪山を舞台に、毛利小五郎と長野県警の隻眼の警部・大和敢助が中心となる物語です。
映画の概要
- 監督: 重原克也
- 脚本: 櫻井武晴
- 原作: 青山剛昌
- 上映時間: 110分
- 主題歌: King Gnuによる「TWILIGHT!!!」
ストーリー
物語は、10ヶ月前に起きた雪崩事件から始まります。大和敢助は、その事件で左眼を負傷します。事件の後、彼は天文台の研究員が襲撃される事件に関与し、過去の記憶が蘇る中で新たな謎に挑むことになります。
公開から3日間の興行成績
公開初日から3日間で、観客動員数は約231万人、興行収入は約34億3900万円を記録し、シリーズ歴代最高のオープニング成績を達成しました。これは前作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』に対して102%の成績であり、今後の記録更新が期待されています。
Point
- 本作は、全国522館で公開され、IMAXや4DXなど多様な上映形式が用意されています。
- ゲスト声優として山田孝之と山下美月が参加しており、ファンからの注目を集めています。
このように、『名探偵コナン 隻眼の残像』は、シリーズの中でも特に注目される作品となっており、今後の興行成績にも期待が寄せられています。
過去の名探偵コナン映画との比較
名探偵コナン映画の興行成績は、過去の作品と比較して顕著な成長を見せています。
過去の興行成績との比較
- 2024年『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、公開から最終的に158億円以上の興行収入を達成し、シリーズ史上最高の成績を記録しました。この作品の初日から3日間の興行収入は約33億円でした。
- 2023年 『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は138億円以上の興行収入を記録し、前年の作品と比較しても高い数字を示しました。
- 2022年 『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は約97億円の興行収入を達成し、前年の作品に比べて成長を見せましたが、100億円には届きませんでした。
興行成績の変化
成長傾向
近年の名探偵コナン映画は、毎年興行収入が増加しており、特に2021年以降はコロナ禍の影響から回復し、2022年の『ハロウィンの花嫁』から2023年の『黒鉄の魚影』、そして2024年の『100万ドルの五稜星』と、毎年新たな記録を更新しています。
初動の強さ
最新作『隻眼の残像』は、公開初日からの成績が前作を上回る102%を記録しており、今後の興行収入も期待されています。特に、ゴールデンウィークに向けての観客動員が見込まれており、さらなる記録更新が期待されます。
眠らない毛利小五郎
従来の「眠りの小五郎」として知られる毛利小五郎ですが、今作では彼は眠りません。
積極的に事件に関与し、真剣な姿勢で捜査に挑む姿が描かれています。
物語は、長野県の雪山を舞台に、過去の事故と現在の事件が絡み合う形で進行します。小五郎は、かつての同僚である刑事と再会し、事件の真相を解明するために動き出します。
声優が交代した草尾毅の安室透も登場
声優が交代した草尾毅が演じる安室透が、最新作『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』に登場しています。
公安である彼がどのように登場し、物語に絡んでいるのかはぜひ劇場で確かめてください。
警察庁と警視庁、そして公安の複雑な関係性
映画『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』では、警察庁、警視庁、そして公安の複雑な関係性が描かれています。また、映画で明らかになりますがもうひとつの機関も関係してきます。
警察庁と警視庁の役割
警察庁
日本の中央警察機関であり、全国の警察を統括する役割を持っています。映画の中では、警察庁の指示で様々な捜査が行われます。
警視庁
東京都を管轄する警察機関で、特に都市部の治安維持や重大事件の捜査を担当しています。映画では、警視庁の刑事たちと長野県警の大和、上原由衣、諸伏高明との関係が深く描かれています。また毛利小五郎や江戸川コナンが警視庁の刑事たちと連携し、事件解決に向けて動きます。
公安の存在
警察庁の一部門であり、国家の安全保障やテロ対策を担当しています。映画では、降谷零(安室透)と共に風見裕也も登場。公安としての任務を遂行しつつ、事件の真相を探るために動きます。
警視庁と長野県警が協力して事件を解決しようとする一方で、公安の動きが捜査を複雑にします。特に、公安が隠れた意図を持って行動することで、警察庁と警視庁の間に緊張が生まれる場面も描かれています。
まとめ
映画『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』は、2025年4月18日に公開された最新作で、シリーズ第28作目となります。この作品は、名探偵コナンの魅力を存分に引き出した、緊迫感あふれる大人のミステリーです。
魅力的なキャラクターたち
本作では、毛利小五郎が「眠らない小五郎」として大活躍します。彼の過去の仲間や新たなキャラクターたちも登場し、物語をより深く彩ります。特に、長野県警の大和敢助や上原由衣、諸伏高明といったキャラクターたちが織りなす人間ドラマは必見です。
緊迫したストーリー展開
物語は、10か月前の雪崩事故から始まり、過去の記憶が蘇る中で進行します。大和敢助が追う事件は、国家を巻き込む事件へと発展します。
大人向けの深いテーマ
本作は単なるアニメ映画に留まらない深いメッセージが込められています。
大人の観客に響く内容となっており考えさせられる一方、組織に属するとはどういうことなのか?を問う場面もあり、上質な職業ドラマともなっています。
迫力の映像と音楽
最新の映像技術を駆使した迫力あるアクションシーンや、主題歌「TWILIGHT!!!」を手掛けたKing Gnuの音楽が、映画の雰囲気を一層引き立てます。視覚と聴覚の両方で楽しめる作品です。
期待の高まる興行成績
公開初日からの観客動員数は69万人、興行収入は10.5億円を突破し、シリーズ歴代最高のオープニングを記録しています。この勢いは、映画のクオリティの高さを物語っています。
『名探偵コナン 隻眼の残像』は、緊迫したストーリーと深いテーマ、魅力的なキャラクターたちが織りなす、まさに見逃せない作品です。ぜひ劇場でその目で確かめてください!
ネタバレ感想
さてここで個人的な感想です。
実は去年ほど観るまで熱はそんな高くなかったのですが(去年の衝撃が凄すぎたし)観たら、これはこれは警察庁やら警視庁やら長野県警やら、はたまた公安やら最後には内閣情報調査室ですよ。職業モノドラマが大好きな私には美味しすぎる中身でありました・・・
10ヶ月前の(あの勘助の傷、たった10ヶ月前のものだったのね・・・数年前くらいだと思ってた)事件と小五郎の友人である「隠れ公安」だった鮫谷との関係も良かった。つうかそうそう、その「隠れ公安」も初めて聞いた言葉だったので調べてみたら・・・
「隠れ公安」という言葉自体は、主にフィクション作品で使われる概念であり、公安警察の身分を隠しながら活動する警察官を指します。実際の警察組織で「隠れ公安」という正式な呼称や制度があるかについては明確な情報がありませんが、情報収集や監視活動の性質上、身分を隠して活動するケースはあり得るでしょう。
という結果が。これだよ。公安関係は、調べても情報がほんとに出てこないんですよね・・・
まあ存在自体が隠されてる訳だから調べて出て来るようじゃアカンということですね。
警察の公安部門は国家安全保障に関わる機密性の高い業務を行っているから、その具体的な活動内容や組織構造についての詳細は一般に広く公開されていない。「隠れ公安」のような特殊な立場の警察官が実在するかどうかを確定的に述べることは難しいんだろうなあ・・・家族にも本当のことは言えないだろうし。まるでミッキーマウスの中の人が、家族にも言えないみたいな。
話がだいぶ逸れましたが、実写版なら相棒級の警察ドラマでしたね。
けれども相変わらずコナンの人間離れしたスケボーテクや、強すぎてもう訳が解らない蘭ねえちゃんなど、今回も楽しかったです!あ、コナンのリボン結びはちょっと萌えました。頭で新一に変換してました(笑)
そして私は最後まで犯人は、越智准教授だと思ってました・・・ごめんなさい・・・
草尾さんの安室さんも、この劇場版で長いセリフを聞きましたが良いですねえ。まだちょっと聞き慣れないけど、まあ小五郎の時と同じく、違和感なく馴染んでいくのでしょうね。最後の例の牢獄(?)でのやりとりの冷徹さも好みです。
今回ゲスト声優さんたちも上手いっすね。昔のコナン映画に、許しがたい棒読みなゲストさんいましたが、もうあんなぶち壊しなゲストさんは呼んで欲しくないと切に思います。あれ?そう言えば、今回、子ども達のゲストっていましたっけ・・・?
まだまだ感想があった気もしますが、思い出したらこちら更新したいと思います。あと1回は確実にもっかい観に行く予定です。
そして来年は千速さん!
こりゃまた警察組が絡んできますかね。コメディよりかな?楽しみです。